ついつい面倒だからと、ピアスを寝ている時につけっぱなしにしている人も多いのではないでしょうか。しかし、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があり、毎回きちんと外して寝るのがおすすめです。そこで本記事では、寝る時にピアスをつけっぱなしにした時のリスクについて詳しく解説します。

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寝る時にピアスを外すべきか？

基本的には寝る時にはピアスを毎回外してください。しかし、開けたばかりのピアスの場合には穴が塞がらないよう、1ヶ月以上はピアスをつけっぱなしにする必要があります。そのため、寝る時でもピアスを外す必要がありません。それ以外の場合は、さまざまなリスクを回避するためにも毎回必ず外すようにしてください。

寝る時にピアスを付けっぱなしにした時のリスク

ピアスをつけっぱなしにして寝た場合には、以下のリスクが発生する可能性があります。

ピアスが埋まる

寝返りを打ったり横向きの状態で寝たりしていると、耳たぶが圧迫され、ピアスが埋まりやすくなります。万が一、埋まってしまった場合には、医療機関にてピアスホールを切開する処置が必要になります。とくに耳たぶの厚い方や短めのピアスをつけている方は埋まりやすいため、注意してください。

顔や首を傷つける

ピアスのデザインや形状によっては、寝ている間に顔や首を傷つけてしまう可能性もあります。寝返りを打った際にキャッチ部分が耳裏を傷つけたり、首周辺に刺さってしまったりすることもあり危険です。

細菌に感染する

就寝中の気づかない間にピアスホールに刺激が加わることで、内部に傷ができ細菌感染を起こすことがあります。ピアスホールが安定している状態でも、炎症につながることもあるため、注意してください。また、開けたばかりのピアスの場合はつけたままで就寝する必要がありますが、ピアスホールをこまめに消毒し、感染対策を行うことが大切です。

ピアスケロイドになる

長期間つけっぱなしで就寝を続けていると、ピアスホールが炎症を起こしピアスケロイドを引き起こす可能性があります。ピアスケロイドは、皮膚が硬くなり赤く炎症を起こした状態を指します。初期であれば、注射やステロイドテープで対応可能ですが、悪化してしまった場合は手術が必要なこともあるため注意が必要です。

寝る時に付けても良いピアスとNGピアス

ピアスホールを安定させなければいけない場合や、どうしても就寝中に外せない場合には、寝る時につけても良いピアスとNGピアスを理解した上で、リスクを最小限に抑えることが大切です。

寝る時に付けても良いピアス

基本的には外して寝るのが鉄則ですが、軟骨ピアスは長期間つけっぱなしにすることを前提としてデザインされたものも多く存在します。チタンやサージカルステンレスなど、金属アレルギーに対応した素材のものや、引っかかりの少ないキャッチピアスであれば、就寝中の負担を軽減できるでしょう。

寝る時にはNGなピアス

寝具に引っかかりやすいデザインや、皮膚を傷つけやすいデザインのものは、就寝中につけっぱなしにしてはいけません。耳の後ろにポストが飛び出るスタッドピアスや、ピアスホールへの負担が大きいフープピアス、外れやすいフックピアスなどは、必ず外してから寝るようにしましょう。

寝る時にピアスを付けっぱなしにするときの注意点

ピアスホールを安定させるために、寝る時につけっぱなしにしなければならない時には、以下の2点に注意してください。

洗浄をこまめに行う

ピアスをつけっぱなしで寝る時に一番大事なのが洗浄をこまめに行うことです。垢や汚れがたまってしまうと炎症の原因にもなるため、洗顔フォームや石鹸を使って清潔に保ちましょう。洗浄は、泡をしっかりと泡立ててピアスに乗せ軽く回しながら、お湯で流すという方法で行ってください。

違和感を感じたらすぐに医療機関へ相談する

何か違和感を感じたら、すぐに医療機関へ相談します。自分で判断して処理をしてしまうと、傷が悪化したり、膿が出たりしてしまう可能性もあります。細菌感染やピアスケロイドのリスクを軽減するためにも、早めに医療機関へ相談してください。

寝る時はピアスを外して寝るのが基本！

今回は、就寝時のピアス装着についての考え方について詳しく解説しました。基本的には、就寝時にはピアスは取り外すのが基本です。開けたばかりのピアスホールや長期間の装着を想定してデザインされている軟骨ピアスの場合には、そのまま就寝しても構いませんが、ピアスホールを定期的に洗浄し清潔に保つよう心がけましょう。