繊細で美しく、デザインが豊富にある刺繍。自分だけのオリジナル作品を作ってみたいと思いませんか？刺繍は一見難しそうに見えますが、糸と針があれば誰でも簡単に始められます。さらに便利な道具や材料を足していくことで、より綺麗な刺繍に仕上げることができますよ。この記事では、刺繍初心者に必要な準備品や基礎知識を詳しく解説します。

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初心者が揃えたい刺繍の道具と材料

刺繍を始める第一歩は、道具・材料集めです。ここからは最低限必要な道具と、あると便利な材料を紹介します。

基本の刺繍道具

まず揃えたい刺繍道具は下記の5つです。

 

• 刺繍糸
• 刺繍針
• 糸切りバサミ
• 布
• 刺繍枠

 

それぞれ詳しく解説します。

刺繍糸

刺繍で最も使われているのが「25番糸」です。基本ともいえるフランス刺繍のステッチに多く使われ、手芸店でも様々な色を取り揃えています。6本の糸が1つの束になっているため、使いたい本数を引き出して好きな太さに調節したり、異なる色を組み合わせて使ったりすることも可能。扱いやすい糸なので、まずは25番糸を準備しましょう。

刺繍針

刺繍針は裁縫で使う針と違い、糸が通しやすいように針穴が大きめです。どんな布にも刺しやすいように、通常の裁縫針よりも針先が尖っています。様々な種類がありますが、初心者には「フランス刺繍針」がおすすめです。25番糸を3～4本どりで刺す場合は、中間の5番や6番の針が向いています。針の太さや長さは、使いたい刺繍糸の本数によって使い分けてください。

糸切りバサミ

刺繍をする際にはハサミが必需品です。大きい刃よりも、裁縫用の糸切りバサミを用意しておくと細かな部分に使えるので、作業がスムーズに進みます。

布

最初は針を刺しやすい「コットン」や「リネン」の生地をおすすめします。特にコットンは適度な柔らかさがあり、布地の目が詰まっているので針が刺しやすいです。

刺繍枠

刺繍を綺麗に仕上げるためには、刺繍枠を使って布を張った状態にすることが重要です。代表的な形状は円形のもので、部分的な刺繍をする場合に適しています。図案が枠内に収まると作業がスムーズに進むので、針を刺す前にサイズを確認しておきましょう。

刺繍に便利な材料

よりこだわって刺繍をしたいときに、下記の4つがあると便利です。

 

• トレーサー
• トレーシングペーパー
• コピーペーパー
• セロファン

 

それぞれ詳しく解説します。

トレーサー

図案を布に写すためには、「トレーサー」があると便利です。インクの出ないボールペンのようなもので、刺繍専用の鉄筆といわれています。トレーサーは一点に力を入れやすく、綺麗に図案が描けるので刺繍専用のものがおすすめです。

トレーシングペーパー

「トレーシングペーパー」と呼ばれる半透明の紙も用意しておきましょう。布に図案を写す前に、本などに載っている作りたい図案の上にトレーシングペーパーを乗せ、細かな線を描き写します。

コピーペーパー

トレーシングペーパーに描いた図案を布に写すためには、「コピーペーパー」を使います。布の上にコピーペーパーを乗せ、その上にトレーシングペーパーを重ねます。ここでトレーサーを使って線をなぞると、コピーペーパーによって図案が布へ転写されます。

セロファン

トレーサーを使う際、力加減によってペーパーが破れてしまうことがあります。繰り返し使いたい場合は、一番上にセロファンを重ねておくと図案を保護できるのでおすすめです。

初心者におすすめの刺繍ステッチやデザイン

刺繍初心者は、まず難易度が高くない以下のステッチ・デザインから始めるのがおすすめです。

 

• ランニングステッチ
• ワンポイントデザイン

 

それぞれ詳しく解説します。

ランニングステッチ

まずは「ランニングステッチ」を覚えましょう。なみ縫いとも呼ばれるポピュラーなステッチで、等間隔で布をすくいながらひと針ずつ進めていきます。直線やカーブをつけて簡単な模様を作ることができる基本のステッチです。

ワンポイントデザイン

刺繍は小さなモチーフから始めることで、幅広いデザインへと広がっていきます。ハンカチなどの布に、花やイニシャルといったワンポイントのデザインを入れてみましょう。小さな刺繍をプラスするだけで、可愛らしいアクセントのあるアイテムへと変化します。

初めての刺繍でも気軽に楽しもう

ちょっとした時間にも楽しめる刺繍。初心者向けの刺繍キットも販売されているので、簡単に道具や材料を揃えることができます。まずはシンプルな図案を書き写して、簡単なステッチから始めてみましょう。刺繍糸の色やステッチを変えながら、自分だけの特別な刺繍作品を楽しんでくださいね。