刺繍の上手な終わり方とは?綺麗に仕上げる糸始末の方法を解説
刺繍の糸始末はどのように終わらせるのが正しいのでしょうか?刺繍を始めたばかりの方は、糸の後始末が気になりますよね。裁縫のように玉結びで留めることもありますが、刺繍は裏側が見える作品もあるので、その場合は残りの糸を見せない方法で処理をします。
刺繍糸が抜けにくい刺し終わり方は意外と簡単にできるので、コツを知って綺麗に仕上げてみましょう。この記事では、誰でも簡単にできる糸始末の方法を詳しく解説します。
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目次
刺繍の糸始末をする方法
刺繍の糸始末の仕方にはいろいろな方法があります。大きく分けると、玉結びをする方法としない方法です。作品によって適した方法はありますが、基本的にはどんなやり方でも刺繍は完成するので、最初はできそうな糸始末から始めてみましょう。刺繍に慣れてきたら、綺麗に仕上がる刺し終わり方にもチャレンジしてみてください。
玉結びで終わらせる
刺繍の裏側が見えない作品の場合は、簡単に玉結びで終えても問題ありません。玉結びで刺し終わるメリットは簡単にできることと、刺繍糸が抜ける心配が少ないことです。ただし、刺繍糸の色を変えたい場合、使う糸が多いほど玉結びが増えて裏側がゴワゴワしてしまいます。手触りも見栄えも悪くなってしまうので、触れる機会が多い部分や見えやすい部分には不向きです。
裏側の縫い目に糸を絡める
刺繍が完成したら糸を裏側に出し、縫い目がある部分の糸に絡めるように巻き付けていきます。このときに、表側へ糸が飛び出さないように注意してください。絡め方は、同じ方向に糸をぐるぐる巻き付けていく方法と、行ったり来たりを繰り返す方法があります。ある程度の長さを絡めれば、糸は抜けにくくなるので最後はハサミで処理をして終わりです。
このように糸始末をすれば、裏側がゴワつくことなく綺麗に仕上げることができます。
刺繍を綺麗に仕上げる刺し終わりのコツ
見た目を重視して作品を仕上げたい場合は、刺し終わりにちょっとしたコツが必要です。表の刺繍と同様、裏側も綺麗に仕上がると作品づくりの幅が広がるので、丁寧な終わらせ方をぜひ覚えておきましょう。
線を刺繍したとき
線の刺繍の刺し終わりは、返し縫いをすると綺麗に仕上がります。縫い付けた刺繍糸に沿ってくぐらせるように針を入れていき、最後は裏側で蛇行しながら絡めておくと糸が抜けにくくなります。
線の刺繍では、最初と最後に返し縫いをしておくと簡単に糸を留めることができるので、初心者の方にもおすすめなやり方です。返し縫いをした部分は多少厚みが出やすいですが、玉結びよりも表面がなめらかになるのでぜひ試してみてください。
面を刺繍したとき
刺繍糸で面を埋めていくサテンステッチをした場合、裏側も同じように糸の面で埋まっているので糸始末を隠すのは簡単です。前述した糸始末の方法と同じように、刺し終わりには糸を何度か絡ませます。
最後に残った糸は面の中に隠すことができるので、表側の生地と同じようにフラットな面になります。簡単な方法ではありますが、糸を引っ張りすぎると表の模様に影響が出てしまうので、最後まで丁寧に行ってください。
刺繍の終わり方は作品ごとに工夫しよう
刺繍の終わり方に決まりはないので、作りたいものによって工夫することが大切です。刺繍をした部分に裏地を付ける作品や洗濯頻度が高くなるような場合は、玉結びをして糸をしっかり留めることをおすすめします。裏側も見せる場合は、残り糸を巻き付けて最後は綺麗に隠しましょう。
刺繍は様々なステッチで繊細な模様を描くことができますが、裏側にも気を向けられるようになると、より丁寧な作品へと仕上がります。ステッチに慣れてきたら裏表関係なく、きめ細やかな手作業ができるように心がけていきましょう。
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